森アーツセンターギャラリー『ルーヴルNo.9〜漫画、9番目の芸術〜』
森アーツセンターギャラリーで開催中の「ルーヴルNo.9〜漫画、9番目の芸術〜」。皆さんはもう足を運ばれましたか?
漫画家たちの描くそれぞれのルーヴルの世界が刺激的な本展。
そもそも、どうして「No.9」なのか、皆さんはご存知でしょうか?
日本の「まんが」、アメリカの「コミック」のように、フランスやベルギーなどのフランス語圏には古くから独自に発展してきた「バンド・デシネ(BD)」という漫画文化がありました。
バンド・デシネには、大衆的な作品がある一方で、まるで絵画のような複雑で技巧に富んだ作品も多かったそうです。こうして、バンド・デシネは子どもから大人まで幅広い年代の人たちに楽しまれています。
そうした特徴から、バンド・デシネは、現代アートの一種とみなされ、フランスでは『第9の芸術』と位置付けられているのだとか🌟
世界最高峰の美術の殿堂「ルーヴル美術館」。200年以上の歴史を持つルーヴル美術館の新たな試みとして「ルーブル美術館BDプロジェクト」を立ち上がりが背景にある本展。
そのコンセプトは、ルーヴルにアーティストを招いて好きなように漫画をかいてもらおうというものです。作品でも、展示室でも、ルーヴル宮殿そのものでも、作家がルーヴルに関する好きなものを選び、それを脚本に盛り込むことがルールです。
参加するのはフランス内外の著名な漫画家たち。日本からは荒木飛呂彦をはじめ、谷岡ジローや寺田克也など!日本を代表する漫画家たちの描き下ろし作品が並びます🌟
ルーヴル美術館の名作の数々と「漫画」がどのように融合するのか、そんな魔法のような展覧会をぜひとも楽しんでみてください♪
本展は森アーツセンターギャラリーで7月22日-9月25日まで開催中です。
7月20日発行号の「FLYING POSTMAN PRESS」、関東版・東海版にも掲載中です!
都内書店などでは栞も配布しています⭐️