★report★ 名古屋ボストン美術館『俺たちの国芳わたしの国貞展』
名古屋ボストン美術館の「俺たちの国芳わたしの国貞展」へ。 写真は撮影スポット。 この美しい化け猫?が大好きです。 江戸後期から幕末にかけて浮世絵界を牽引した国芳と国貞。 これが江戸時代⁉︎と…驚き、痺れるほどロックな作品が集結していました!! 髑髏(ドクロ)を着こなす歌舞伎役者や、空想力いっぱいに歌舞伎の演目を描いた浮世絵一枚一枚に、当時のお江戸の町の活気と歌舞伎への熱狂が詰まっていて、こんなクオリティMAXな絵師の作品を楽しんでいた江戸っ子たちのことが羨ましくて仕方なくなりました。 タイムスリップしたいです。 …集中線や半透明の幽霊、SF的な表現など、今の漫画の技術がほとんど全て出尽くしているんじゃないかと思える作品たち。 そして、アイドルのブロマイドやオフショットのような歌舞伎役者の浮世絵を見て、「今現在、自分がアイドルに熱狂してしまうのは日本人としてDNAに刻まれているものなのだから仕方ない。諦めよう」と、江戸時代から進歩の見られないミーハーな日本人である自分に気づき、なんだか楽になりました。ありがとう、国芳と国貞。 12月11日まで開催。