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国立科学博物館『大英自然史博物館展』


現在、国立科学博物館にて「大英自然史博物館展」が開催されています。

人類の歴史が保管されている大英自然史博物館は、海外へ所蔵品の貸し出しをおこなっていませんでした。巡回展は世界初の試み!!

しかも東京の上野からスタート!ということで、現在も大変混雑している、必見の展覧会です!!

大英自然史博物館とは、毎年約500万人もの人が訪れるイギリスでも人気の観光スポットです。同時に、その裏では300人以上の科学者や学生がコレクションを用いて病気や気候変動、地球の生物多様性への脅威といったテーマの研究を行っています。

会場に展示される化石や骨の中には、恐竜か鳥類かの議論を巻き起こし進化論の議論の中心的な存在にもなった「始祖鳥」の化石。約500年前に発見された巨大な“絶滅した恐鳥”の「モア」や、皮膚がゾウより固いといわれていた1500kgの「オオナマケモノ」など✨

また、標本の中には何気なく見て通過してしまうものもあるかもしれませんが、化石にある背景を知ることでより貴重で素敵なものに見えてくるかもしれません。

例えば、「頭足類の化石」というもの。

こちらは、ぱっと見た目はイカのような化石、と言うだけかもしれませんが実はとっても貴重な化石なんです。

頭足類とは、タコやイカの仲間たちのことを呼びます。この、ベレムナイト類と呼ばれる化石は、イカのように柔らかい生き物ではなく、殻を持っていたそうです。アンモナイトも、渦巻きの部分の化石をよく見ますよね。

でも、この化石は殻以外の部分、なんと触手も残っているんです!

この触手をよく見て見ると、黒い毛のようなものがいっぱいついているのがわかります。これは、爪だそうですよ🌟

このように、大英自然史博物館の化石たちは、細部まで確認できるほど状態がいい、つまり貴重な化石が目白押しなんです。

本来、化石として残ることが難しい部分まで見ることができるのが本展のすごいところ……✨

大英自然史博物館展は3月18日-6月11日まで、国立科学博物館にて開催中です。

3月20日発行、関東版「FLYING POSTMAN PRESS」ではダブル表紙を飾っています。

見かけた際はぜひゲットしてくださいね。

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