東京都美術館『杉戸洋 とんぼ と のりしろ展』
小さな家、空、舟などのシンプルなモチーフ。繊細に、あるいはリズミカルにおかれた色やかたち。抽象と具象の間を行き来するような作品で多くの人を魅了する杉戸洋の個展『杉戸洋 とんぼ と のりしろ展』が東京都美術館で開催されます!
「どんな作品を作りどのように配置したら、この空間が一番心地よく美しく見えるか」という発想で作られた本展。中心に置かれる常滑のタイルを用いた作品は、何度も会場に足を運び展示内容について推敲を重ねる中で、東京都美術館の建築の特徴であるタイルから着想を得たそうです。
また、本展のタイトルになっている「とんぼ と のりしろ」には「通常は箱の中身が大切で、見えないところなんですけど、その箱を開いたときに見えてくるのりしろ部分のことも忘れていない。」という気持ちが込められているそう。余白部分にも着目して作品を見ると、見え方、感じ方も違ってくるかもしれませんね。
”展示空間も含めた作品作り”をする杉戸洋。東京都美術館という空間だからこそ生まれた、ここでしか味わうことのできない作品との出会いを楽しんでください^^
「FLYING POSTMAN PRESS」(東京版・名古屋版)7月20日発行号では『杉戸洋 とんぼ と のりしろ展』の見所を掲載しています!展覧会とあわせてチェックしてみてくださいね。
会場:東京都美術館
開期:7月25日(火)〜10月9日(月・祝)
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